ハクビシンの繁殖について

Pocket

木

近年では、ハクビシンといわれるタヌキに似た害獣による被害が日本の彼方此方で発生しています。おまけにハクビシンはサルのように木に登ったり、高い塀でも乗り越えてしまうような高い運動能力を持ち合わせています。ここでは、そんなハクビシンの生態や繁殖などについて詳しくご紹介いたします。

春〜秋が繁殖期

春〜秋が一番過ごしやすい

ハクビシンは通年通して繁殖をするのですが、実際には春〜秋の暖かくでエサの捕獲にも事欠かない時期が一番繁殖しやすいといいます。

ただし近年では、民家の屋根裏を住処とするハクビシンもいます。そんなハクビシンの場合には、最も寒い冬の季節でも家の中は暖かくエサも確保しやすいことから繁殖する傾向にあります。

通年で繁殖を繰り返す

ハクビシンは通年で繁殖を繰り返すので、厳密な繁殖期というものはないというか判明していないというのが実情です。ただし春〜秋にかけての暖かい時期には、さらに活発に行動することから繁殖行為も頻繁になるといいます。
また、温かい空気は上昇するという原理をうまく悟って、寒い冬の季節になると民家の屋根裏に集まってくる傾向にあります。おまけに屋根裏というのは、天敵もいないことから自ずと繁殖行為も行うといいます。

ハクビシンの出産

妊娠期間はわずか2か月

人間の場合十月十日で子供を産むといいますが、ハクビシンの妊娠期間はわずか2か月です。とりわけ妊娠すると体が重くなるので、彼方此方動き回ってエサを確保するのも難しくなります。
ところがハクビシンの場合、妊娠期間がわずか2か月なのでエサの確保ができないとか、その間に天敵に狙われて親子共々命を無くすというリスクも少なくなります。そんなことも、外来種とされるハクビシンが日本全国に生息するようになった所以なのかもしれません。

1度の出産で1〜5頭の子供を産む

ハクビシンは、他の獣とは違って冬眠というものをしません。また、繁殖期についても単に暖かい季節というだけで、他の獣のようにはっきりとした時期というものがありません。ただし、一度繁殖行為を行うと2か月には1〜5頭の子供が生まれてくるのです。
そして驚くことにハクビシンの子供は、わずか10か月程度で大人の体になって出産ができるようになるといいます。それらのことを考慮してみると、今後益々ハクビシンが増えることが予想されるのではないでしょうか。

暖かい場所を好むハクビシン

山地が開拓されて住宅街に行動範囲も拡大

ハクビシンは冬眠をする獣ではありませんが、やはり暖かい場所を好むという習性を持っています。もちろんそうした習性というのは、ハクビシンに限らず他の動物や人間でも同様の話です。
さらに時代と共に、山地が開拓されて住宅地へと変貌していることから、近年では民家の屋根裏を住処とするハクビシンも増えているといいます。

民家は断熱材などが使われていて住みやすい

昔は隙間風が入ってくるような家ばかりでしたが、今では断熱材などが次々に開発されて住みやすくなっています。そのため、住宅街へと行動範囲を広げているハクビシンにとっても、そうした暖かい住みやすい住居というのは好都合なのです。

そんなことから、ハクビシンが民家の屋根裏に住み着いてしまうという被害が続出しています。昔はネズミによる被害だけでしたが、ハクビシンとなるとネズミを駆除するようなレベルではありません。

繁殖を防ぐためにできることは?

1m前後もあるハクビシンが天井裏に入るはずがないという過信は禁物

ハクビシンは、体長が1m前後もあるような大きな生き物です。ネズミならまだしもそんな生き物が、我が家の天井裏に入るはずがないという過信は禁物です。

ハクビシンの体は非常に柔らかいので、頭だけでも入れるような隙間や穴があれば簡単に侵入してしまうのです。おまけに洞窟や樹木の穴などを住処としているハクビシンにとって、住宅の天井裏は持ってコイなのです。

ネズミやイタチと同様に侵入経路を経つ

我が家にハクビシンを住まわせないようにするには、ネズミやイタチと同様に侵入経路を経つということが何よりも大切です。さらには、住宅の近くに柿の木やツバキの木などがあると、それらから侵入されやすくなります。
そのため、家に穴が開いていたらすぐに補修したり家の近くの木の枝を短くするなどの対策が必要です。また家の周りに残飯入れのバケツを置いていたり、木から柿が落ちていたりするのもハクビシンが集まってくる大きな要因となります。

まとめ

ハクビシンは、年々住宅街に集まってきているといいます。そのため、我が家は大丈夫という意識だけは無くしたいですね。

こちらの記事もどうぞ→ハクビシン対策と駆除