ハクビシンの行動パターン

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ハクビシン

従来のネズミやイタチという害獣だけでなく、近頃ではハクビシンという外来種による被害例が多くなってきました。とりわけハクビシンは、民家の屋根裏や床下を住処としながら小さな生き物をエサとするだけでなく、畑に侵入して農作物を食い荒らすといったこともします。ここでは、そんなハクビシンの習性や被害例などについて詳しくご紹介いたします。

夜行性

夜になると動き出す

ハクビシンは、夜行性の生き物なので昼間は静かにねぐらで寝ています。そして夜になると、バタバタと音をたてて走り回ります。そのため、ハクビシンが民家の屋根裏を住処としてしまった場合、夜になると足音がうるさいという被害が数多くあります。

また、単に走り回るだけでなく子犬のよな鳴き声でよく鳴くので、鳴き声がうるさいという被害も多くあります。それこそ民家の天井裏に住み着いてしまった場合には、天井裏に子犬がいるのではないか?と思ってしまうくらいに子犬の鳴き声にそっくりです。

糞尿が臭いという被害例

ハクビシンが天井裏に住み着いてしまうと、同じ場所に繰り返し排泄をするという習慣があります。そのためハクビシンの糞尿被害も数多くあります。しかも、ネズミのような小動物ではないので、その糞尿も相当な量になります。

中には、ハクビシンの糞尿の重みで天井が抜けたというケースもあります。おまけに、糞尿なのでその臭いも相当キツイのです。そんなハクビシンは、田舎だけでなく都会への順応性も高く近頃では都会での被害も続出しています。

跳躍力

1mを超える跳躍力

ハクビシンは、前足が引っかかるものであればどこでもよじ登ることができます。さらには、跳躍力にも優れています。例えば、垂直方向のジャンプであれば1m以上のジャンプも可能です。そして、水平方向へのジャンプについても1m以上ジャンプをすることができます。ただし、木から木へとジャンプするようなことはしません。

そのため農家では、畑に柵を設けても通常の柵であれば軽々と飛び越えてしまいます。その結果、農作物をハクビシンに食い荒らされるという被害が数多くあります。しかも、柵の下に穴を掘って畑に侵入するという習性はありません。そのほとんどが、ジャンプをして柵を飛び越えたりよじ登って畑に侵入するというケースです。

電気柵によるハクビシン対策

ハクビシンの跳躍力は1m以上あるので、高い柵やフェンスを設置して畑に侵入できないような対策が施されています。また、通常のフェンスでは歯が立たないという場合には、電気柵を用いるという地域も多くなってきました。その他にも樹木によじ登って果実を食べたり、民家の屋根裏に侵入したりすることもできます。

そのため、有刺鉄線を樹木に張り巡らしてハクビシンがよじ登れないような対策をしている農家もあります。さらに、木の枝が長いとその枝を利用して木に登ったりすることもあるので、木の枝が伸びて来たらすぐに切り落すというような対策も必要です。

ねぐらを複数もつ

ねぐらを転々とする

ハクビシンは、民家の屋根裏や神社・お寺の床下、さらには倉庫など複数の場所をねぐらとする習性があります。しかも、そうしたねぐらを転々としながら外敵から身を守ろうとします。とりわけハクビシンはネコの仲間でもあるので、頭さえ入るような小さな穴があればすぐにその家屋に浸入することが可能です。

おまけに、ハクビシンがねぐらとしてしまったその場所には、糞尿などが蓄積してしまうので悪臭はもとより、カビが発生したり使われている木材が汚れたり破損してしまうという被害もあります。また家屋に浸入する際には、近くにある木を利用してよじ登ることもあるので注意が必要です。

ねぐらを移動するので行動範囲も広い

ハクビシンは、昼間は複数あるねぐらのいずれかにジッと影を潜めています。そして夜行性なので、夜になるとねぐらからねぐらへと食べ物を探しながら移動するので、ネズミやイタチと違ってその行動範囲も相当広くなります。
しかも、ねぐらからねぐらへと移動する際には河川敷などの水際を移動したり、市街地などでは電線を伝い歩きながら移動したり、瓦屋根の上を移動したりするような習性も持っています。こうしたハクビシンのねぐらは、寒い冬の季節を乗り越えるためのものでもあるので、秋過ぎになるとハクビシンに侵入されないような対策が必要です。

まとめ

ハクビシンの習性や被害などについてご紹介しました。やはりハクビシンからの被害を防ぐには、被害例だけでなくハクビシン自身の習性も知る必要があるといえるでしょうね。

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